<サマーウォーズを観てきたよ>



面白かったー! 以下ネタバレありの感想




とりあえず『!?』となったアレコレ

・ジョンとヨーコ
イマジン…想像してごらん…鯨姿のジョンとヨーコが守る、広大なネット世界を……


・指チュッパチュッパ
ほそだ、あいつはガチだ


・健二の初代アバターデザイン
なんという夢の国に対する挑戦


・ラブマシーン
キングカズマといい、ネーミングセンスが絶妙に古いな! 侘助がモー娘オタだったらどうしよう…


・健二の翔太兄ぃ呼び
いつのまにそんな仲に…!(笑) 渋滞にはまってる間に仲良くなったのか?



笑いポイント

・佐久間のアバターのペラッペラさ
すごく……8bitです……。 こいつガチオタだな
しかし佐久間のスペックの高さは異常である。あいつ、バイトじゃなくて普通にOZの管理者メンバーなんじゃねぇの。


・健二の2代目アバター
ブサイクさと貧相さが絶妙。
でもそのブサイク面とそっくりな顔を健二がした時、佐久間はほんと健二のことよく解ってるなと感心すらした。


・氷柱並べてる時の翔太のアンニュイっぷり
ここが一番笑った。最高気温云々の語りかけに爆笑(を堪えるのに必死だった…)
隣の隣に座っていたお姉さんが、「こいつアホだ…」と絶望的に呟いていたのが印象的でした。


・スパコンに、イカ捕り漁船
200テラで100GB回線って(笑)
200テラのくだりで私以外にも周りがざわついていたので、この劇場内のオタク率半端ねぇ……と戦慄した。


・ナツキと健二のキスコール時における、ナツキの両親の顔
言葉にできない




『うーん…?』となったアレコレ

・突如始まる健二の自分語り
もうちょっと自然に入れられなかったかなぁ…と。ここまで中途半端なら、いっそ入れなくても良いつーか。
しみじみ語る程この大家族を羨ましがっている描写が特に見当たらなかったので、違和感ばかりが募るっていう(笑)
全体的によく出来た映画なだけに、ここの構成の詰めの甘さが妙に浮いてて残念。


・90歳ばあちゃんの皺ひとつない白魚のような手
これは流石にないわ(笑)


・クライマックスが、やたらとデジャビュ
いや、観に行く前からほぼウォーゲームなんだろうなとは覚悟していたけれど、まさかここまで演出が同じとは思わなんだ…
自分がウォーゲーム未見の人間だったら、ワッフー(´▽`)と大変興奮する出来だったとは思いますが、まさに「焼き直し」だったからなぁ。
あとちょっと引っ掛かったのは、ヒロインの唐突な世界的ヒーロー化ですかね。
やっぱり、健二にヒーローになってほしかったんだよなぁ。ヒロインは味方陣営の増員(侘助おじさん)呼ぶという動きだけで十分だ…
あくまでも主人公にヒーローを張ってほしいっていう、これは私の趣味つーか願望ですね。
この戦いの後、健二が最後の最後でまた活躍はするのですが、ヒロインの世界レベル大戦に比べると、観客数の規模が随分と落ちるのよねぇ。
まぁその地味さ局所さが、らしいっちゃらしいのか、健二のキャラクター的に。
この一連のモヤモヤ感は、獣耳袴姿なナツキアバターにそこまで萌えることのできなかった私の敗因な気もします(笑)




大家族すぎて頭がこんがらがったので、見終わってから早速公式の相関図とにらめっこしました。
やっと色々と腑に落ちた。
本家筋の責任感とか大変さとかちゃんと描かれてて面白いよなー。
長男〜三男までを押しのいて実質的な跡継ぎである万理子おばさんが、最後まで涙を見せなかったのも結構リアル。
思う存分感傷に浸って、ある意味気楽に泣いていられるのは、分家筋とか孫くらいだよねぇ。
当主が亡くなってお葬式だの何だのこれからが一番大変なのだから。
そもそも跡継ぎとしての自覚をもって、これまで本宅で過ごしてきた苦労も半端ないだろうて。
一族皆がめそめそ悲しんでる中、葬式饅頭の手配等の現実的にやるべき事を見据えているのも、本家筋の女性二人だけなのよね(笑)
こういう細かなキャラ作り・演出が、ほんとよく出来てるなぁと思います。


ついでにアバター相関図ともにらめっこ。2度おいしいぞー。
アバター相関図すんげぇ面白い! 個性出てるわー。外面まんまの人も居るし、ああ見えて内面はこうなのか!?ていう驚きの人も居るし。
健二の初代アバターの服(緑のボーダーポロ)って、リアル健二の私服だったんだなぁ。アバター相関図見てやっと気づいた。
ところで、本家筋のアバターセンスは異常。
リアルではしっかり者の集まりなのに、アバターが一族内で一番シュール且つゆるいような……
特に理一さん(自衛隊独身貴族)(すごいガチ臭)のギャップがひどい(笑)


あとこのアバター相関図見てびっくりしたんだけど、栄ばあちゃんもOZのアカウント持ってたんだなぁ!
ラブマが家紋のようなアバターに反応したシーンは、あの一家が色々障害になるから目をつけたっていう風に捉えていたんだけど、
アレがばあちゃんのアバターだと解った今、侘助のばあちゃんに対する深層意識とかが透けて見えるようで感慨深い。
まぁそれは考えすぎで、普通にラブマが侘助に関係しているという伏線だったんだろうけど(笑)
よくよく思い出してみると、汚染された健二アバターのシシシッていう笑い方とリアル侘助の笑い方が似てる時点で、かなり初めから伏線は張っていたんだな。
侘助と栄ばあちゃんの関係が堪らんよ。
旦那の隠し子を引き取って惜しみない愛を与えたばあちゃんと、その愛情を解っていながら、おずおずとしか手を伸ばせなかった侘助。
一見財産食いつぶすような行動も、全て栄ばあちゃんに認められたかったからって、お前… おまえ……
ババコン思春期41歳とかハイレベルすぎるだろ(本当は義理母コンだが)
ぼく地球の未来路みたいに義理の母にマジで惚れてるとかだったら、背徳感で萌え死ねる(お前の妄想はいつも最悪だな


見終わってからもこんな風に楽しめる映画ってのも、たまには良いですね。
本来は、本編に全て組み込むのが理想ですが。



キャラとしては、カズマ(とキングカズマ)に対するアレな力の入れように細田監督のHONKIを見た。
ロリ魂が燃え盛っている男だとは知っていたが、ショタもいけるんですね守おじちゃん……
変態だ(ほめているよ)
その一方で「ネット内だからって何をやっても良い訳ないだろ!」みたいな、子供に向けた啓発もこっそり盛り込んでくる手腕は流石。
うちの地域、夕方からしか上映してなかったんだけど、子供こそ観てて楽しいと思うんだけどなぁこの映画。
レイトショーなのでしょうがないのですが、案の定、周りは全て大きなお友達でした(^^)


個人的なキャラ萌え(燃え)は、健二が一番です。 わかりやすくてすいません。
数学天才少年万歳。ノートにすごい勢いで計算式書いて解いていく姿はやっぱ燃える!!
キングカズマを助けるあたりとか輪島戦法のせいでギャグにしか見えないけど、ぼんやりヘタレに見えて、なんだかんだと機転のきく頭の良い子だなぁと思う。
年下に生意気な口きかれても、アッサリ順応してるしね。こいつは強きヘタレだ。
その辺を、栄ばあちゃんは一目で見抜いてたんだなー。



結局、 ばあちゃん 最強 で全てを語れる映画でした





明らかに一般映画ではなかったな。
オタク映画としてオススメです。TV放映が今から楽しみだぜ……



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